無駄が楽しいのに。

 最近ある人と少しゆっくり話す機会があって、これまで話さなかった様な事を話したのだけども、その人の言葉から「あぁ、勿体ないな。平たく言うと頭が固くて……のだろうけど」と思った。上からでごめんなさい。自分の事を棚に上げててごめんなさい。

 決まったジャンルの映画やドラマ、お気に入りの俳優の出演作。好きなジャンルの音楽、好きなミュージシャンの作品。ほとんどそれらしか観ないし、聞かないという。文章力が欲しいというけど、本は読みたくないという。知識を得たり、できなかった事ができるようになるのが楽しいとは思わないという。「こういうのは?」と勧めてみると、「でもー」と否定から入る。
 ある程度年齢を重ねると「保守的になって」みたいな話をよく聞くけど、慣れ親しんだ自分の世界にある種のこだわりを見いだしてしまってそれを広げようとしなくなる。視野が狭いという事になると思うのだけど、新しい事に挑戦したり楽しんでみようという事をしなくなる。無駄だと判断してやらなくなってしまう。

 そういう事なのかなぁと思ったけれど、それは勿体ないと思った。私なんかは、「こいつ、私の知らない楽しい事を知っているんじゃないか?」とか思って、人から勧められるとほいほいとりあえずやってみるのだけどなぁ(否定しながらもこっそりとやってみたりとか)、自分にないジャンルだと特に。
 まぁ、私の場合は単に意地汚いだけなのだと思うけどね。