タクシューさんの新ゲーム、“ゴースト トリック”。

 これまた少しばかり前の話題でありますが、久しぶりにゲームをクリアしました。逆転裁判でおなじみの巧舟(以下タクシュー)さんによる新作ゲーム、「ゴースト トリック」です。
 クリアしてからかれこれ一ヶ月くらい経過してしまっていますけども、感動しました、すっきりしました、大変清々しい気持ちで一杯になりました。みたいな事をまだまだしっかり覚えていますよ。

 私は逆転裁判シリーズの大ファンでありますから、タクシューさんの事も超絶支持するに決まっています。ですけども、逆転裁判4の惨事とかありましたのでちょっとだけ疑いのまなざしを……、向けざるを得ないなぁ……。と思ったりしていましたが、いやいや、杞憂でした、やっぱり要らぬ心配でありました。
 そもそも逆転裁判4はあまり乗り気じゃなかったんや。モチベーション高める為に登場人物を総替えしたりして自爆してもうたんや。と都合良く信じてならない気持ちです、今。

 魅力的なキャラクター達が繰り広げる綿密に練り込まれたストーリーにぐいぐい引っ張り込まれ、軽妙に交わされる相変わらずのタクシュー節な台詞がおかしくもありしみ入るようでもあり響きます。
 今作ではこれまで以上におかしな人(?)達が満載です。それは性格付けや台詞からも伺えますが、もっと感じるのはその動きです。逆転裁判の時のバストアップ画像で表情豊かにという演出も良かったですが、今作では全身像での演劇的表現です。決めポーズがある者、歩き方が独特の者、踊りだしてしまう者など、全てのキャラクターに特徴があり何だかとっても作り込まれています。
 もちろん見た目的にも素晴らしいです。グラフィックは洒落ていて雰囲気たっぷり、デザインもイカしてます。表現は2D的であり3D的であり、背景はロケーション的であり舞台的であります。

 主人公は一定の距離だけモノからモノへ移動でき、その取り憑いているモノをちょっとだけ動かす事ができます。その能力を活用して場所を移動したり、謎を探ったり、人を救ったりします。目的を達するまで何度もやり直しが可能ですが、リアルタイムで進行するので最適な行動やタイミングを求められる事もあります。何をやっていいのかわからなくなる事がありますが、その辺りはキャラクター達がそれとなく示唆してくれたり、心情などでヒントをくれたりします。難易度は高くないです。
 正直なところ謎解き性はちょっと薄いし、タッチペンの活用度も高くないし、そもそもダブルスクリーンすら使っていないのですけど(上の画面はゲームタイトル表示っぱなしだ)、その割り切りがかえって良かったりします。決して面白くないわけではないです。

 ニンテンドーDSを活かした斬新な遊び。というわけではありませんが、展開や真実が気になってたまらなくなる一夜のミステリーにどっぷり浸かれる「ゴースト トリック」。クリアした後には爽やかな感動がきっと待っていますよ、是非手に取って欲しいです、超オススメ!
 ボクはタクシューさんのゲームをこれからもまだまだ遊びたいので、その為には皆さんにも買って頂けるとあのその。