Mac OS X 10.5 は個人的にも非常に好きなバージョンとなりまして、まぁ、嫌いなバージョンというのもあまりないのですけど、いろいろな不満点なども解消されている素晴らしいOSだと思うのですけど、何が気に食わないって ShapeShifter が動かない事ですよね。あ、ボクだけですか、あーそうですか。 とはいえ、件の記事の冒頭で ShapeShifter will never be updated for Leopardとか言われてしまっていて、分っていた事だけども明確に書かれるとガッカリしちゃうわ、残念だわ。その後、やってられない理由が続いたりするのですが、まったく道が閉ざされているわけでもなくって、新しい ThemePark を使えばできるよーと。
Magnifique とかあるので始めてのテーマツールというわけではないのですけど、一つの選択肢としていい感じになってくれればなぁと思います。もちろん Magnifique にはお世話になっておりますけど、強引なんだもの、いろいろ。 私は一切貢献できませんけどね、だってボクの Mac じゃ起動すらも(ry あー、本当に買い替え時かなー。
うろ覚えでだらだら適当に昔話しまっす。その昔Mac OS(OS Xじゃなくて旧9系ね)にはCoplandというコードネームのOSがあって、これはバージョン8になる予定のものだったのだけど、壮大なネタ振りの結果いろいろな事情で頓挫してしまって結実する事はなく、結局これとは別物のOSがバージョン8として提供されたりした。もちろん頓挫したとは言っても全てが無駄になったわけでじゃないから、完成していた機能は切り分けられて提供された。Mac OS 8のプラチナって呼ばれる見た目もその一つ。ポップアップウィンドウもそう。 で、Mac OS 8.5の目玉機能として(個人的にはそうだった)ルックアンドフィール変更機能、テーマ機能も搭載される事になった。当時から見た目の雰囲気を変える事が大好きだった私は震えました、喜びに。とはいえ、Coplandの迷走の間にKaleidoscopeというテーマ機能を追加するユーティリティが登場していて、もちろん私も使っておりましたから欲求はそれなりに満たされていたのですよね。
Appleからいくつかのテーマ書類が提供される事になっていたので、High-Tech、Gizmoなどのテーマが発表されていた(Copland開発時より)、もちろんその中の一つとしてプラチナがあった。そして、Mac OS 8.5のプレビューで(多分WWDCだったんだろうと思うけど)件のDrawingBoardが公開され、それを私は某雑誌で見て一目惚れ。「あぁ、早くこんな画面で操作したい」と胸を踊らせたものでした。まぁ、結果厳密にはこの想いは叶う事がなくって、非公式な形で叶ったのだけども。 開発者に配布されたバージョンにはこれらのテーマ書類が含まれていたものの、最終的には提供される事はなかった。それは見た目の統一を図るべきとの判断があったともされるし、切り替え時に安定性を欠いたためとも言われた。実際その後流失したテーマ書類を適用していると見た目が崩れたり、フリーズするケースはまま見られた。
そんなこんなで、Mac OS 8.5のテーマというコントロールパネルはプログレスバーやスクロールバー、強調色を変えられるだけの中途半端なモノになりましたとさ。めでたしめでたし、じゃねー。
そして時は流れてOS Xの時代。ShapeShifterというユーティリティによりMac OS Xにもテーマ機能がもたらされ(その前はシステム書類を書き換えるという少し恐い形で実現してましたが)、DrawingBoard風のテーマも発表され(dxbというguiKit書類)……。という事もありましたが、Mac OS Xも10.5になりShapeShifterが対応できなくなりましたので手詰まり。 でも、最近ThemaParkがアップデートされたし望みはない事ないかも。